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Vol.16 「ジョン・レジェンド」

 観てまいりましたジョン・レジェンド。7日の土曜日にも日比谷野外音楽でピート・ロックたちと合同パフォーマンスを行ったそうですが、私が観たのは唯一の単独公演となった翌日8日のライブ。会場は渋谷duo MUSIC EXCHANGE。超満員でした。

 会場に着くと見覚えのあるドレッドヘア+サングラスの女性が私に向かって手を振っています…MISIAでした。会うのは実に久しぶり。きっと多忙だろうに、ちゃんと観に来てるなあ、と感心。入口で敬愛する音楽評論家の吉岡正晴さんに会い、そのまま合流して2階席へ。と、今度は満面笑顔のDJ OSSHYが。彼は数年前まで私がFM横浜で「SOUL SYSTEM」をやっていた時のプロデューサーでした(この話は一度書きましたよね)。

 さて。バンドは本人のボーカル+ピアノに加え、キーボード、ドラム、ギター、ベース、DJ、それに女性コーラスが2人いたかな。変則ビートを懸命に刻む白人ドラマーが何かと目立っていました。まあお世辞にも最高のバンド、最高の音響とは呼べませんでしたが、それでも最後まで飽きさせずに聴かせてくれたのは、ジョン・レジェンドの地肩の強さゆえ。もうそれに尽きます。実に力あるライブ・パフォーマンスでしたね。

 ライブの内容に関しては先述の吉岡さんの日記サイトのレポートに詳しいので、そちらをご参照くださいな。私が個人的にグッときたのは「Selfish」のジョン・レジェンド・バージョン!ご存じスラム・ビレッジが昨夏ヒットさせた名曲です。彼らのリリックは「全米美女巡礼」ともいうべき内容。曲の冒頭でテキサスに続いて登場する街がニューオーリンズなんですが、その頃私はこの曲を繰り返し聴きながらニューオーリンズを旅していたのでありました。旅情ってヤツですか。ま、ジョンさんバージョンではその辺のリリックは一切省略されていたんですけど。それだけにこの曲の元ネタとなったアリサ・フランクリンの「Call Me」まで先祖がえりしたかのような、いにしえのソウル・ミュージックの感触がありました。

 ジョンさんはベージュの細身スーツ(コットン素材かな)に白系のシャツで登場。センツァクラバッタ愛好家かしらん。私と一緒だね。2月のグラミー授賞式@LAで観た時も思いましたが、小柄です。それらに加え「よくアジア系と間違えられる」(本人談)顔立ちのせいもあり、全体の佇まいとしてはユナイテッドアローズのスタッフといっても通用する感じ。よく青山あたりを歩いてますよ、こういう子。彼の盟友のカニエ・ウェストもそうですが、R&B / ヒップホップ業界にもキレイめコンサバ系ファッションのアーティストが増えてきました。少なくとも私にとっては歓迎すべき傾向です!

 おっと、最後は服の話になっちゃいました。こりゃ失礼。

 それでは、また来週。

 

  

「Call Me」をめぐる物語。どれも大好き。

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