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Vol.20「ふたたび近況など」

 またまた更新が遅れてしまいました。ゴメンナサイ。更新が滞るたびに「お忙しいのですか?」という内容のメールが多数届きます。ありがたいやら、申し訳ないやら。

 今週は上半期の仕事のヤマ場を迎えておりまして、7月13日発売の東方神起のセカンド・シングル「Somebody To Love」の全レコーディング、7月27日発売のKのサード・シングル「Girlfriend」の全ミキシングが無事に終了いたしました。全員が10代の東方神起は初めての日本語タイトルの曲「言葉はいらない」に、また21歳のKは初めての自作曲「Play Another One」に挑戦しました。挑む心。屈せぬ心。若い彼らの勇気をまぶしく見つめる毎日です。それにしてもR&Bボーカルのレベルが高いな韓国は。

 先週土曜日に東方神起のユチョン(ミッキー)19歳の誕生日を迎えました。その日をスタジオで迎えた私たちは、作業をいったん中断してケーキを囲んでお祝いをしました。その時に最も強く感じたのは「ああ、昨日まで18歳だったんだ」という驚き。こうして文字にすると何ともマヌケな感想ですが、それほど濃厚な日々を過ごしていると思いますよ彼らは。

 その一方で、最近、キャリア20年を優に超す某男性アーティストのアルバム制作をお手伝いしてもいます。こちらもまぶしい。結局”the young”であることそれ自体よりも”the young at heart”という心の有り様にこそ意味があるのでしょう。

 さて、このところ制作日誌っぽくなっているこのコラムですが、以下、ちょいと海外のR&Bのお話を。というのも、呑み歩きの時間が確保できない最近のタイトなスケジュールゆえ、深夜や明け方に自宅でひとりお酒を呑みながら聴く音楽がかけがえのない楽しみになっているのです。

 最近の愛聴盤はモータウンの男性シンガーKEMの2枚目のアルバム『ALBUM II』と、マーカス・バレンタインの『Valentine’s Day』。前者は昨年ニューオーリンズで観て以来楽しみにしていた新譜です。いにしえのKC&ザ・サンシャイン・バンドの名曲”I Get Lifted”の新解釈が聴きもの。後者はアイルランドのダブリンを本拠とする男性シンガーによる手作りのソウル・ミュージック。夜に沁みます。もし興味のある方はマーカスさんのHPを覗いてみてください。自らのペンによるバイオグラフィーが読める他、『Valentine’s Day』にも収録されている”More 2 Life”のビデオをフルレングスで観ることができます。ダブリンとおぼしき街中でマーカスさんがえんえんと踊り続けるのですが、このダンスがちっともカッコよくないんだな。マヌケ美を好むR&B愛好者にはたまらない、もうたまらない。

 それでは、また来週。

 

 
マーカスさん、たぶん本物のアポロには行ったことないのでは…。

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