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2005-05-06

Vol.15「新人デビューとその周辺」

 今回は一応の目標としている水曜日に間に合わないどころか、金曜日の更新になってしまいました。楽しみにしてくださる方々、ごめんなさいね。

 ゴールデンウィークにもかかわらず、いや、だからこそ、なのか。私はあいも変わらずスタジオ作業三昧で、コラム執筆の時間確保も困難なほど。要するに今夏リリース予定の作品制作に追われているわけです。最近は新人アーティストのプロデュース依頼や作詞依頼(これは小山内舞立田野純のほうが多いかな)が圧倒的に多いですね。デモを聴かせていただくと、みなさんキラリと光るものがある。確かにある。すべてお受けしたいのですが、仕事には責任をもちたいですから、自分の許容量の範囲を超えるであろうと容易に想像できるものは泣く泣くお断りしてしまいます。

 そうやって仕事をお断りしたデビュー予備軍のその後は気になるものです。自分以外のプロデューサーたちが彼らの才能を開花させるのを傍観者として眺めるのは、正直ちょっぴり悔しい。それでも自分の認めた才能が世に広く認知されていくのは嬉しいものです。この仕事の何が辛いかといって、彼らが音楽業界から消えてしまうのを見届けるより辛いことはないのですから。

 一方、先頃BoAちゃんへの提供曲「Do The Motion」でオリコンチャート初登頂を果たした葛谷葉子さんのように、私のプロデュースが商業的成功に結びつかなかったアーティストが、その後作曲家として大成する例もあります。ちょっと前だと、私がプロデュースしたくてもプロジェクトの意向と合わずにそれが叶わなかった佐藤篤志くんが、EXILEのATSUSHIとして大成功を収めました。彼はその後さらに本人の趣向を強く反映した本格的ボーカル・グループCOLORもスタートさせています。こういう動きはほんとに頼もしいし、何よりも嬉しい。私のほうが勇気づけられます。

 なんて、今回は音楽プロデューサーとしての偽らざる心情を語ってみました。

 さて、東方神起の日本語デビューシングル「Stay With Me Tonight」はもうお買い求めいただいたでしょうか。関係者の予想を大きく上回る反応をいただき、全国各地でCD+DVDが軒並みソールドアウトです。プロデューサーとしてはこれもまた嬉しいやら悔しいやら。知人からも「渋谷H●Vに買いに行ったら現物が売り切れていた!」とか「渋谷のTSU●AYAも在庫切れだ!」等のブーイングが相次いで寄せられています。予想を大きく上回るリアクションに加え、連休中という事情が重なり補充が遅れたようです。その後CD+DVD工場がフル稼働してようやく全国的に商品も補充できた模様。未入手の方は今すぐ是非!R&Bファンにはカップリング曲の「Try My Love」(和田昌哉さん共作曲)がご好評いただいているようですな。

 それでは、また来週。

 

 
葛谷葉子。私は今でもよく聴きます。
左、座って聴く『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』(1999)
右、立って聴く『MUSIC GREETINGS VOLUME TWO』(2001)

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