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2006-11-22

Vol.60「5周年」

 最近の朝晩は寒うございますなぁ…と、今回は博多の商人風に言ってみました。

 先週、実に久しぶりにコラムを更新したところ、結構な数の反応をいただきました。ブログ全盛の昨今、時代の流れに逆行するオールドファッションドな形式の当コラム。何しろ更新分にたどり着くまで3回くらいクリックしなければならないわけで。ま、その「振り分け」が私の狙いなんですけど。このホームページを会員制とか課金制にするつもりは毛頭ありませんが、浮動票的読者を求めていないことも事実なので。そんな臍曲がりなスタンスをご理解してくださる方がたが少なくないというのは嬉しいことであり、また励みにもなりますね。いやあ、世界は広いや。狭いや。

 本日、CHEMISTRYの初めてのベスト・アルバム『ALL THE BEST』が発売されます。「PIECES OF A DREAM」で2001年春にデビューした彼らにとって今年は5周年。関連のイベントやキャンペーンがずっと展開されてきたわけですが、『ALL THE BEST』こそはそのクライマックス。商品の詳細についてはWHAT’S NEWにお目通し願うとして、このリリースは私にとって何とも感慨深い出来事となりました。

 というのも、2003年6月リリースのサマー・プレミアム・アルバム『Between the Lines』を最後に彼らの仕事から離れて久しい私が、このアルバムで実に3年半ぶりにプロデュースに復帰したからです。その曲「Top of the World」は既発シングル集という位置づけの『ALL THE BEST』にあって唯一の未発表曲として収録されています。制作中は彼らとの仕事でしか得られない感触に身震いを覚えました。これは是非聴いていただきたいなあ。私にとってのこの5年間は「ケミストリーの」という枕詞を冠して語られる日々でもありましたから。それが嫌だったとは言わないけれども、なかなか素直に受けとめられない自分もいました。

 話かわって。真夏の密室でクリスマスソングを作ることが普通とされる音楽制作業ではありますが、この時期になると雑誌への寄稿や放送番組の収録も超先行ペースが求められ、そのことに若干の戸惑いも覚えます。もともとライター業やラジオの仕事のほうが長いのに、この慣習にはずっと慣れません。これはもう気質の問題なので仕方ない。だから自然と音楽制作の比重が増えていったのかしら。J-WAVE『The Universe』もその点が歯痒くて。収録時点での自分の情報量と感性に従順なおしゃべりが、オンエア時には若干の温度差を生んでしまうのは否めません。賢明なるリスナー諸氏諸嬢におかれましてはその点ご考慮いただければ幸いナリ。

 それでは、また次回。

 


CHEMISTRY『ALL THE BEST』
ファンの皆さんの5年間のご支援に感謝。
そして、川畑くん、堂珍くん、おめでとう。やったね!

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